こんなときどうする?
インターネットに書(か)かれていることはいつもただしいの?
ぼくはネットのニュースをよくみるけど、ウソがかいてあったことはないよ。
ネットにはニュースだけじゃなくて、個人が書いたブログのようなものもあるわ。そこには正しくないことも書かれている気がするわ。
なんだかウソのような話を聞いた後に「インターネットに書いてあったよ」と言われたらどのように感じる?
ちょっと疑っちゃう。自分でも調べるわ。
じゃあ「テレビでいってたよ」と言われたら?
それは本当に決まってるよ!
それはどうかしら?
どちらも人が作っているものだから、インターネットもテレビもすべてが必ず正しいということではないのよ。
ネットにだした動画(どうが)はいつまでのこっているの?
10年か20年くらいしたら消えるんじゃないかな?
もっとじゃない?私は30年くらいしたら消えると思うわ。
インターネットにはたくさんの動画があるよね。そしてそれは毎日増え続けてるのよ。
パンクしちゃうよ!何年くらいで消えるんだろう?
実はインターネットにアップロードされた動画は何年経っても勝手に消えることはないの。これはネットにアップロードした画像や文章も同じね。
スマホがきになって勉強(べんきょう)に集中(しゅうちゅう)できない!どうすればいい?
私は自分の部屋にスマートフォンを持ち込まないようにしているわ。
ぼくは通知をオフにしているよ。
友達とのSNSや、ケータイゲームなどの通知が気になって勉強に集中できないという話をよく聞くわね。
その日だけもらえる特別なアイテムをゲットするためにゲームをしなきゃって気持ちになって勉強に集中できないってことはあるなぁ。
アミさんのように、勉強の時間はスマートフォンを遠くに置いて置いたり、タケルくんのように通知をオフにすることで、勉強に集中する方法もあるわね。あなたはスマートフォンが勉強のじゃまにならないように、どんな工夫をしていますか。
みんなでいっしょにゲームをするときに、きをつけることってあるかな?
わたしはゲームを始める前に、何時までゲームをするか決めているわ。
ぼくはチャットやボイスチャットで悪口を言わないように気を付けているよ。
インターネットを使えば離れている人とでもゲームを楽しむことができるわね。でも、離れているからこそきをつけないといけないことがあるかもしれないね。
私はつい夢中になって終わるタイミングがわからなくなっちゃうから時間を決めるようにしているの。
ボイスチャットだと相手が見えないし、声に出すだけですぐに相手に言葉を伝えられるから、つい言葉が厳しくなっちゃうんだ。だから言葉遣いを気をつけているよ。
アミさんやタケルさんのように意識して使えるといいね。
ともだちといっしょに写真(しゃしん)をとるときには、なににきをつければいいかな?
なるべくみんないい笑顔で写るようにする!
写真を撮る前に「撮るよ」って確認するようにしているわ。
スマートフォンで写真を取るときに、注意することはたくさんあるわね。アミさんのように事前に確認することは大切ね。
いちいち確認するの、面倒だなぁ。
とった後の写真にはそこに写っている人すべてに「肖像権」があるのよ。写っている人の許可を取らずに、その写真を他の人に送ったり、見せたりするのはやめましょうね。
ともだちととった動画(どうが)をネットにだしてもいいの?
うーん。テレビで小中学生くらいの子が動画アップしていることあるし、アップしてもいいと思う。
でも、アップした動画に悪口書かれるといやだからぼくは出したくないな。
確かにアミさんの言うように、YoutubeやTikTokなど、動画を出すサービスはたくさんあるわね。 中には小中学生くらいのお友達がアップしている動画もあるわ。
そういうのを見ると自分もアップしてみたいって思うんだよね。
でも、動画をネットにアップするとどんなことが起こり得るかしら。 タケルくんが言うように、悪口を書かれるかもしれないし、制服や建物などから個人情報が特定されてしまうこともあるのよ。
えー!それは怖い。
あと、YoutubeやTikTokは13歳以上しか使ってはいけないという利用規約があることを知っておいてね。
みんながみている動画(どうが)を、じぶんだけみていないと不安(ふあん)になってしまうけど、どうしたらいい?
わかるなあ。話題にとりのこされた気分になる。
そうかな?「その動画知らない。どんな動画」って聞くのはどう?知らないなら知らないなりの参加方法もあるよ。
まわりの友達が知っている動画や、友達が遊んでいるゲーム。休み時間にそういう話題になったとき、自分だけが知らないと不安になってしまう気持ちはわかるわ。
うんうん。
逆に、友達があなたが知っている話題をしているときに、だれかひとりがそれについて知らない様子だったらどうする?
えーどうしよう。その話題を続けるか、みんながわかる話題に変えるか。うーん、まようなぁ。
友達同士で話をするときに、話題に入れない人に気づかいができるといいわね。
ともだちから送(おく)ってもらった写真(しゃしん)は、ほかのともだちにみせてもいいの?
勝手に他のグループに送ちゃいけないと思うわ。そのグループ限定で見せたい写真っていうのもあると思うし。
でも、ひとつひとつの写真に関して「送っていい?」って毎回確認するのは面倒な気がするよ。
仲良しの友達とスマホでお話したり、写真を共有したりするのは楽しいかもね。
でも、そこで出た話題や写真は、そのグループだけで共有したいものかも。
「他の人に見せてほしくなかった」とか「あの話は言わないでほしかった」と言われて、ちょっとイヤな思いをしたっていうのは聞いたことがあるわ。
LINEのようなSNSのグループで出てきた話題やアップされた写真はどこまでオープンにしていいんだろう?
もし写真を他のグループに送ってしまうと、その写真はどんどんコピーされてしまう危険もあるのよ。
その写真の写っている人の許可がない限り、勝手に他のグループには送らないようにしましょう。
SNS(エスエヌエス)のグループトークで、話しのながれがわからないときはどうすればいいのかな?
「はなしの流れが見えない、説明してくれー」って言えばだれか説明してくれるんじゃない?
えー、みんながSNSでトークしているときにそれは聞けないよ。
LINEなどのSNSでの会話はそれぞれの人の考える時間、文字を打つ時間などが違うので会話がちぐはぐに見えることがあるわね。
表情とか声の調子がわからないから、言葉の意味とかどんな気持ちで言ったのかわかりにくいことも多いなぁ。
話がよくわからないままあいづちを打ったり、賛成したりすると後でトラブルになることがあります。
話を合わせる前に、それより前のトークを読み直すなどして状況を確認してから参加したほうがよいでしょう。
もちろん、タケルくんのように直接聞いてみるのもいいわね。
SNS(エスエヌエス)であいてのきもちがわからなくなったときはどうすればいいの?
あるある!私なら同じグループにいる別のだれかにDM(ダイレクトメッセージ)を送って、私と相手のトークに問題がなかったか聞くかな。
ぼくの場合はLINEでのトークは止めて、次の日に学校で話しかけて様子をみるよ。
SNSを使っていて、相手の気持ちがわからなくなることってあるわよね。
「もしかすると怒らせたのかな?」って不安な気持ちになってしまったり。
あるある。
どうしてそういったことが起きるのかしら。もしそのようなやり取りになったときはどうすればいいかな?
うーん。難しい。
文字だけでやり取りを続けると余計に気持ちの行き違いがひどくなってしまうこともある。
タケルくんのように、LINEでのやり取りは一度やめにして、直接会って話をするのはいいわね。
「ゲームはあと5分(ふん)だけ」とおもっていても、ついつい使(つか)いすぎてしまうときはどうすればいい?
これはどうすればいいのかな。少し過ぎてもキリのよいところまでやってやめられればいいんじゃないかな?
そういった時はアラームを使うのがいいと思うわ。
あと5分、キリのいいところまで、なんて思っているうちにズルズルとゲームを続けてしまうことはある?
あるある。逆に、9時までに終わろうと時間を決めていたのに、「キリが悪いから9時半まで」なんて時間をのばしちゃうこともあるんだよなぁ。
『キリがいいところで終わろうと思ったのに続けてしまう』のも、『時間を決めたのに、キリが悪いから続けてしまう』のも、きっちりと行動をしようとしすぎて、かえってよくない方に流されてしまう行動ね。
なかなか難しいんだよな。
ゲームの使いすぎの予防や対策はとても難しい問題だけど、アミさんが言うようにアラームを使ったり、時間がきたらおウチの人に声かけてもらったりする方法は有効な手段の一つだと思うわ。
有名(ゆうめい)なユーチューバーから「あってあそぼう」とさそわれたら、どうするべきかな?
それはすごいね!友達と一緒に会いに行っていいんじゃない?
ちょっと待って。有名ユーチューバーだからって良い人とは限らないわ。会いに行かない方がいいと思う。
Youtubeなどで、「コメント欄に感想よろしく!」などと言われて書いたコメントに返事をもらえると嬉しくなるかもしれないわね。 もしかしたら、コメントをすることで仲良くなって直接会おうなんて言われることもあるかもしれない。
みんなだったらどうする?
行かないわ。だって動画の中だけの姿しか知らないんだもの。どんな人かなんてわからないよ。怖いニュースもあるし。
そう。だから、どのような場合であっても、子どもたちだけで一度も会ったことのない人に会いに行くのは危険なのよ。
絶対に子どもたちだけで会いに行かないようにしてね。